思い通りの生き方をしたい

　思い通りの生き方とはどんなものなのでしょう。心惹かれること、ワクワクすること、それにフォーカスして行動に移すこと。

そんな生き方なのでしょう。それに意識をフォーカスして進んでいくと、「そういえば、私の毎日、いいことしか起きていない」と思える自分に気づきます。なかなかそうはいかないような気もしますが、今、私はそんな思いで過ごしています。

 

 

 

 

 

３年前に私がしたいと思ったこと

　「画家になりたい。」と思いました。どんなものかははっきりしないけれど、なれるかどうかもわからなかったけれど、そう思って描き始めました。

　風景画を描きたかったので、描きたい場所を見つけに行きました。

　ポンツーンに心惹かれて、何枚か描きました。その周辺の風景に、にその時の自分の必死の気持ちを込め、自分が持っている力を全部出そうと思って描きました。

　それが、その時の私が、心惹かれて本当にしたいと思ったことでした。

 

 

 

親子展をしたら始まったこと

　その年の秋に、父親を誘って、親子展をしました。絵を描こうと思った一つの目標でもありました。父親は、私が生まれる前から、自分が学生の頃から、ずっと絵を描き続けて、仕事の傍ら県美展などに発表し続けていました。私にも、絵を描いて作品を発表するようにいつも勧めていましたが、私には仕事との両立ができなかったので、仕事をやめて絵を描き始めた時から、父親への感謝も込めて一つの目標にしていたのです。

 

　親子展で、驚いたのは、父親の絵はもちろんのこと、私の絵が数枚売れたことでした。

　自分の絵を欲しいと言ってくれる人がいた。

　次の目標、ワクワクが私の中で膨らんできました。

 

　もっと描き続けて、一人で個展をしよう。

 

 

一人で個展をする

 

　個展なので、一人でするということなのですが、私一人の作品で個展をして、どれだけの人たちが見に来てくれるのだろう。それに挑戦したいという次のワクワクが出てきました。

　ひたすら作品を描いているうちに、なんとなく描きたいテーマが浮かんできました。

　「繋がる」です。

　見えない気持ちが、魂が、命が、この空間の中で繋がっている。それを作品を見に来てくださる方々に作品を通して伝えられるような個展にしたい。

　木や草が生えている地面の下は見えないけれど、だからこそそこには見えない命の世界が広がっていて、木の根っこは命の源。

　そんなことを考え始めて、本当にワクワクしながら絵を描き、１年後の秋に初めての個展ができました。お世話になっている知り合いの方々が、驚くほど作品を気に入ってくださって、三分の一以上の作品が売れました。

 

　２回の展覧会で、私の作品が売れるという経験をすることができたものの、材料費や会場費などは、その５，６倍はかかっているので、今後ずっとこれを続けていくことは難しい。だけど、今後一生をかけた自分の仕事にしたいと思うようになりました。

　そんなことを思える自分に、驚きもあり、根拠のない自信も湧いてきました。

 

自分の夢をかなえよう

 

　思い通りの生き方をしようと思って、日々進んでいくと、うまくいかなかったり、予定と違ったりすることは出てきます。その時には、自分の思いに立ち返って、その時にどんなことを感じているのか振り返ります。

　がっかりしたりイライラしたりしたり、悲しくなったり・・・でもその元の原因をたどると、「ほかの人に勝ちたい」「他人に認められたい」というような、自分がワクワクしたり夢中になることから外れた、ほかの人目線になっていることからきていると気づきます。それは、「自分が夢中になって描いた作品を、自分以外の多くの人に見てもらい、癒しや喜びを感じてもらいたい。」という願いとはズレています。ズレているからそう思ったのかと感じたら、すっきりします。

 

 

　作品に思いを込めて夢中で描くことや、自分の夢がかなうことを信じて行動していくことは、とてもワクワクする挑戦です。ズレても気づいて、また思い通りの道を進む。新しいことにもワクワクを感じながら挑戦する。そうやって、夢を一つ一つかなえていこうと思います。

 

「そういえば今日、いいことしか起きてない。」と毎日思えることが大きな夢の近道だと思っています。