絵は心の潤滑剤
4月も後半になりました。新しい気持ちで迎えた新年度。今年はうまくいっていると思っていたものの、なんとなく気持ちがさえない。特に何か大きな失敗をしたわけでもないのになんとなく心の中に暗雲がかすめる。そんなことはありませんか?
実は今日、私がちょっとそういう気分になっていたので・・・。
家に帰ると、お気に入りの絵が迎えてくれます。眺めていると、気持ちがすっと切り替わるのがわかります。
絵のある空間
絵のある空間で生活、仕事をしている人は多いと思います。最初から、気が付いたらいつのまにか壁面に絵が飾られているということもあるでしょう。なんとなくそこにある空気のようなものであったりするのかもしれません。
では、自分が生活する空間に絵を飾ろうと思う人はどんなことを考えているのでしょう。
絵を飾りたいと思うとき
絵を飾りたいと思うのははどんな時なのでしょう。
〇気持ちにスペース(ゆとり)を持ちたいとき
やることがたくさんあって、充実はしているけれど、毎日があっという間に過ぎていく。今日も疲れたなあと、部屋のソファに座って『なんか気持ちにゆとりを持ちたい』と思ったとき、人は絵を飾ってみようかと思うのではないでしょうか。
自分が「いいな」と思う絵画作品が、さりげなく飾られた空間は、それだけで心地よさを感じる空間になり、気持ちにスペースを空けることができます。
〇気分を変えたい、雰囲気を変えたいとき
天気のよい休日の朝、部屋の掃除をしながらふと考えます。気分を変えるために花を一輪飾ってみようか。花を飾ると気持ちが明るくなったり落ち着いたりすることは、多くの人が経験していると思います。季節のものがそこにあると気持ちも切り替わりやすくなります。花と一緒に絵があったらどうでしょう。それだけで、そこの空間は一段とおしゃれに生まれ変わります。
部屋を季節ごとに模様替えする気分で、絵を飾るのは、生活の中で少し雰囲気を変えたいと思うときにぴったりです。
好みの絵に出会う方法
インテリアのお店に行くと、家具と一緒にぴったりの絵が飾られているのを見かけます。レストランや、喫茶店、ホテルのロビーなど、飾られた作品で、その空間の雰囲気を作っています。「こんな感じの絵が欲しいな。」というのを見つけたら、ネットで探す方が多いと思います。その他、どんな探し方をすると好みの絵に出会えるのでしょう。
1 ネット検索「季節の絵画作品」
さまざまな絵画作品が、希望のお値段を設定すると探せます。有名な画家のレプリカ作品から、国内で活動している画家の作品、印刷パネルなど、どれを選べばよいか迷うくらいです。しかし、今の季節にぴったりの作品には出会いやすいです。
画家の作品は、一点もので、マチエール筆づかいも感じられますので、おすすめです。
2 ネット検索「気持ちが安らぐ絵画作品」
明るいパステル色を使った優しいファンタジックな作品から、さわやかな風を感じる風景画などが数多く見られます。宇宙を感じる作品や、抽象絵画もあります。でも、感じ方は人それぞれなので、「ほっとする」や「落ち着く」「元気になる」などのワードで検索しても、同じ作品が出てきたりします。
眺めていて、気になった作品を何点かピックアップして、ほかのワードで検索して、自分の好みを絞り込んでいくのもよいと思います。
3 町で、ギャラリーを覗く
情報誌に載っている自分の町のギャラリーや、文房具店や雑貨のお店などに置いている個展のお知らせはがきなどから見つけた会場に足を運んでみると、自分の好みの作品に出会える機会が増えます。気に入った作品の作家さんと話をしてみると、次の案内がもらえたり、「こんな感じの作品があるといいな」と言うと、予算内の作品を描いてくれることもあります。個展をしている人の多くは、話しかけてくれたり、こんな作品が欲しいと言ってくれるのは、うれしいことなので、ちょっと気に行った作品に出会えたら、特に買ったりしなくても、話しかけるのは喜ばれます。また、後日、絵を購入したくなった時にハードルが低くなって、他のところでも購入しやすくなるでしょう。
4 デパートの絵画ショップを覗く
老舗のデパートでは、大抵何かの展示会があります。少しお値段は高くなりますが、覗いてみると好みの作品に会えるかもしれません。
まとめ
お気に入りの雑貨や食器、洋服を買うような感覚で、自分の生活空間の中に飾る絵画作品を探してみるのは、それだけでも、気持ちにスペースを空ける時間になるでしょう。
初めて自分で選んで作品を購入して、部屋に飾った時の高揚感は、素敵な思い出です。
絵のある空間もいいなと考えられている方、是非、小さくても気に入った作品に出会ってほしいと思います。飾った絵のある空間で、いつもより少しゆったりと時間を過ごして、きっと気分良く明日を迎えられるでしょう。
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