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魂の繋がり「金魚のいる風景」

個展をして、出会う

 今週末まで個展をしています。福岡天神の、「アートスペース獏」という、レトロ感の中で、日々新しいものが生み出されている、まさに「アートスペース」な場所です。アートという言葉の意味が、人間が生まれながらにして必ず持っている、それぞれ違った才能を言葉(音)や形にして表現するものだとしたら、自分の作品を介して、そこで出会う人たちからもらう言葉や表情こそ、自分にとっての新鮮なアートで、喜びと、気づきと感動をもらえるスペースになっています。

 

博多は都会 

 

 最初の一週間、在廊していました。

 福岡で個展をするのは、初めてで、自分にとっての「都会」生活に、かなりワクワクしていました。期間中にどんたくも開催されて、オーナーの小田さんから、「せっかくだから見てきたら?パレードが、この近くの通りも通るから。」とうれしい言葉をかけてもらったので、通りを見に行くことにしました。当然、地理が全く分からず、方向音痴なので、その日は、明治通りをめがけて歩いたつもりが、人の多さと、横断するポイントがわからなくなったことにテンパって、よくわからず、いくつかの演舞台を見て「都会の祭りだなあ。」とそれなりに満足して、戻ってきました。

 どんたく二日目は、やっとパレードに遭遇することができました。

 どんたくを見るのも、実は楽しみの一つでしたが、もちろん、個展会場で、出会う人たちとの出会いや感想が一番の楽しみであり、エネルギーや、新しい発見を得るのが、個展をする最大の目的です。

 今までにあまり話したことのない人たちと、たくさん出会って、新鮮でうれしい反応やつぶやきを得ることができました。

 

 

金魚のいる風景

 

 私の絵は、風景を描いた作品が主ですが、ほとんどの作品の中に、金魚がいます。自分が描きたい風景のイメージの中には、最初から金魚が飛んでいたのです。透明感のある地面には、青い水の中に虹色の光が入り込んで、そこに見える木の根っこが、母なる地球の羊水の中で揺らめきながらしっかりと地球に繋がっています。命の繋がりは、自然の木々のみでなく、地球に生きる私たちを含めたすべてのものがそうであり、作品を見る人たちに、「すべての命は繋がっているんだよ。」と伝える妖精的な存在が、私にとっては金魚なのです。

 作品の説明をすると、なんとなく気に入って、写真を撮って笑顔になる女の子たちや、絵を見るなり、じっと見入って「言葉はいらない。」と言って、あとから感想を聞かせてくれる方など、本当に多くの方に、様々な見方をしてもらえています。「この作品が好き。」「これを部屋に飾ると毎日が楽しくなりそう。」「そのうちきっと、金魚のいる風景って検索したら、あなたの作品が出てくるようになるわよ。楽しみだわ。」「独特な感じで、色が奇麗。」

 自分の作品が新しい命をもらって、多くの人の心の中に循環していると感じる瞬間の感動を何度ももらえています。

 

あと3日

 

 福岡での個展もあと3日です。月曜日から大分に戻っていましたが、明日からまた、福岡の個展会場に行きます。また、どんな出会いがあるのか、とても楽しみです。

この記事を書いた人

片岡 美子

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繋がる絵画 | tunagaru36

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【tunagaru36】では、「繋がる」をモチーフとした絵画作品や、絵はがき、絵画作品を使ったグッズなどを販売しております。自然の風景の中の命の「繋がり」、気持ちと気持ちの「繋がり」など、絵画を通して美しく表現。ご自宅に飾っていただくことで、おしゃれなお部屋をお作りいただいたり、大切な方へのプレゼントにもおすすめです。

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