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立春に思う色

立春に思う

 

 立春に思う色は、希望の黄色と再生、可能性を感じる若草色です。今回は自分自身のつぶやきです。

 

 2月が来ました。何も変わらないような朝ですが、大きく空気は変わっているような気がします。毎日確実に日暮れの時間は遅くなっていて、ここ数日の雨の中ですが、今日の木々は、なんとなくうれしそうな感じがしています。

 「繋がる」をテーマに絵を描き始めて4年目になりますが、「繋がる」という感覚も随分自分の中で変化してきました。

 最初は、コロナ禍の中で、会えない人たちの気持ちが、自然を描く中、きっとエネルギーになってそこに存在している。という願いのようなものでした。

 そこから段々、絵に表現されているのは、自分の思いのエネルギーそのもので、それを見た人は見た人の思いをそこに反映させているということに気づき始めました。

 

 一見、それは全くそれぞれの自由な感性で、描く人と、見る人は別々の世界にいるように思えますが、そこは「繋がっている」ようなのです。

 描く人が乗せた祈りや願いのエネルギーが、色や形に乗っているので、「なんかいい感じ。」「この絵は好きかも。」と思って眺めている人たちは、描いた人の思いや祈りに、無意識に共振してその作品を気にいってくれていたのだと思うのです。

 

 それは、以前自分が、ただ、いい絵を描きたいと思って迷走していたり、自分のその時の悲しい感情を抱きながら描いていた頃に、友達が「なんか見ていて辛さが伝わってくる。悲しくなった。」と言われたことが一つのきっかけでもありました。

 

なぜ絵を描くのか

 

 4年前、それまで続けていた仕事を辞めて、絵を描くのを自分の仕事にしよう。と思ったのはなぜだったのか。自分の夢は何なのか。日々考えて生活し、絵を描いています。

 2024年の立春を前に、一つその答えがはっきりしてきました。

 今、自分の生活の中で、絵が描けることに日々感謝の気持ちが持てるようになったことで、毎日見ている道路のわきに広がる自然の木々や山々にも同じように感謝し、命の美しさに感動している自分を認められるようになってきています。「自然を描きたい、そこに、見えない命のつながりを描いていきたい。」とずっと思い続けていましたが、それを描いていくことで、感謝や喜びのエネルギーを絵に乗せて、多くの人に伝えることができる。そのために、きっと私は絵を描いているのです。

 

立春に向けて思うこと

 

 雨の続く中、季節は変わり、道路際の桜の木が冷たい灰色から少しピンクがかった暖かい灰色に見えてきました。今年の立春は自分の中では大きな変わり目になると思います。迷いなく絵を描き続けること、愛と喜びと感謝を循環していくことが自分の画家活動であること。その気持ちがぶれることが、もしあっても、自分の中で確認してまた進んでいける。

 

 これからも、自然の見えるもの見えないもののあらゆる命と繋がっていることに喜びと感謝を感じながらそれを描いていこう。そしてそれを一人でも多くの方に見ていただける活動をしていこう。

 そう思った2月1日でした。

 

 

 

 

                               2024年2月1日 

この記事を書いた人

片岡 美子

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